2022年10月9日㈰日本統合医療学会 岡山支部 第6回 総会・学術講演会に参加しました。

 今回の講演会は『宗教と医学・社会福祉を考える』〜宗教者が統合医療に期待するところ〜と題して川崎医療福祉大学講義棟にて行われた。

 本来医療は人を健康にするためのものである。しかし、終末期医療において、死・死後についての専門家として宗教は重要なものであることが東日本大震災などの災害で浮き彫りとなった。

 科学的に行われる心のケアとは別のものとして臨床宗教師の役割がいかに重要であるかを学んだ。

 海外では多くの病院内に宗教家が在籍し、臨床心理士などの心の専門家とは別の役割を担っている。今後、日本医療においても宗派ではなく死の専門家としての臨床宗教師が常駐する病院は増えてくるものと感じた。