寒波が到来し、小雪舞う東京で、今回の国際シンポジウムは開催されました。
「統合医療におけるがんの予防と治療」と題して行われました。
シンポジウムは国内外からの参加者に対応しており、英語と日本語、2つの巨大なスクリーンを駆使して進められました。
渥美理事長の会長講演では“統合医療ががんに何が出来るのか?”と言う事を皮切りに“ECO医療”“患者中心医療”または、“がん治療におけるゲノム診断の重要性”など、がん治療における統合医療の役割の大きさを感じました。
講演の終盤に“世界の医療は必然的に統合医療になる”と力強く言われた言葉が非常に印象的でした。
アメリカ国立衛生研究所国立がん研究所相補・代替医療部門のJeffrey D.White博士、韓国慶煕大学のSeong Ha Cheon博士、中国復旦大學のLiu Lu Ming博士らの海外スペシャルゲストからの特別講演は、世界で如何に統合医療、カイロプラクティックが求められ、実践されているのかを感じる事が出来るものでした。
中でも、統合医療先進国アメリカに於いてカイロプラクティックの位置が重要である事を知り、役割と期待の大きさを再認識致しました。
外務副大臣・山根隆治氏、東京医科歯科大学学長・大山喬史氏、がん研有明病院病院長・門田守人氏ら3名の開会の辞からは統合医療に対する期待の大きさが伺えました。
2日間でそれぞれのスペシャリストによる約30の講演は“過去からの伝統”と“最先端の未来の科学”の融合した正に統合医療であると言うに相応しいものでした。
閉会の時に渥美理事長による宣言が行われました。
がんにおいての統合医療の貢献度の大きさ、国際的な協定の必要性を会場の誰もが認めた瞬間でした。
がんという局限されたテーマではありましたが、統合医療に於けるカイロプラクティックの必要性、可能性を十分に認識できる2日間でありました。
理事長 森田全紀