去る平成23年5月29日(日)15時より、広島県尾道市に於いて、平成23年度「全日本カイロプラクティック学会(以下、ANCA)」通常総会を開催いたしました。
今回は、特に東日本大震災によって被災された方々に対して、どのようなことがANCAとして出来るのか、という点が重要なテーマとなりました。
 他には、会員資格に関する扱い。その中でも賛助会員の入会に関する決定や、日本統合医療学会(以下、IMJ)への認定資格希望者の推薦基準の決定をいたしました。

■会員資格の扱いと役員人事に関して■

 会員の扱いとして、WHO国際基準の4カテゴリーを基準に、基準を満たしている(正会員)満たしていない(準会員)という区分をもうけています。
 しかし、ANCAでは、会員区分に関わらず、公平な扱いを今後とも継続し、学会を運営していくことを確認いたしました。

-ANCA顧問に関して-

 また、当会の役員人事は平成22年度通常総会において決定していますが、外部から「顧問に関する問い合わせ受ける事がある。」という事務局からの報告がありました。
 そのため、更なる齟齬の発生を抑制することを目的とし、通常総会議事の中において、役職のスリム化を図ることにより、会の意思決定にかかる時間を短縮することを目的に、当面はANCAの役職には「顧問」を置かないことを改めて確認いたしました。

■賛助会員資格に関して■

現在、カイロプラクター以外の方の入会希望がある。とのことで、賛助会員加入条件の詳細を決定しました。

賛助会員入会要綱
入会事務手数料

¥1,000

入 会 金

¥5,000

年 会 費

¥6,000

入会資格

カイロプラクター(カイロプラクティックを学ぶ学生を含む)以外の者

会員資格

総会において議決権を有さないこと以外は、正会員と同等の権利を有するものとする。

入会用の書類

正会員用の書類に新たな項目を追加し用意する。

※カイロプラクターは賛助会員としての入会は出来ないものとする。

■IMJ認定資格取得・更新希望者の推薦条件■

 ANCAが賛助会員として加入している、IMJへの認定資格取得希望者及び、取得済み資格更新希望者への推薦に関しては、ANCA会員乃至はANCA会員に準じる方であることを条件とすることを改めて確認、決定いたしました。
 IMJ認定資格のカイロプラクティック分野に関しては、当ANCAと日本カイロプラクターズ協会どちらかの推薦が必要となっています。法制化が未整備な段階のため、認定資格(WHOの容認基準に合致しているか否かの判定)は推薦団体が担保しています。当然ですが推薦団体としてのANCAは、会員以外の認定資格者への担保はできません。
 そのため、これまでANCAとして推薦させていただいた方々が、ANCA脱退等によりANCA会員資格を喪失された場合、ANCAとしての推薦は致しかねますので、ご了解ください。
 なお、IMJに対しても、本件に関しての申し入れを行う事にいたしました。

■東日本大震災復興支援に関して■

 4月に行われたIMJによる復興支援視察に、ANCA会員が同行させていただきました。そこで見た現状を、総会の中で発表していただいたのですが、ANCAとして出来るボランティアなどの行動を行うことを決議いたしました。

■事業報告と事業計画に関して■

ANCA会員様へ。
 事業報告と事業計画、上記決議事項等を、会員更新手続き用書類と共に発送させていただく予定です。
 更新手続きの際には是非、事業内容のご確認をお願いいたします。
 これを以て、平成23年度通常総会開催報告といたします。
以上